トロピカルズー
動物園は、ケアンズで一番大きい、
トロピカルズーに行きました。
市内からバスで1時間のところにあります。
「地球の歩き方」には、
「シティープレイス」の「バスターミナル1X」
とありました。
ターミナルで路線地図を見ると、
ズー行きのバスは、「110番」です。
ターミナルと言っても、バス停は、
右行きと左行きの2個です。
「1」と書かれたバス停で、20分ほど待ちましたが、
110番は、なかなか来ません。
何台目かの通り過ぎたバスから、運転手さんが降りて来ました。
「どこ行くの?」「トロピカルズー」
「トロピカルズーなら、2のバス停やがな。」
うちらは、反対行きのバス停で待っていたのです。
たぶん新宿三丁目から新宿に行くようなバス停だったのでしょう。
「全部のバスが新宿に行くのに、あんたら、何で乗らへんの?」
と、不思議に思って、声をかけてくれたのでしょう。
結局、地球の歩き方に書いてある「1X」というのは、
「1のバス停」と言うことではなく、
「110番のバス」という意味だったんですね。
アラビア文字で10はXですからね。
しかし、日本語のガイドブックに、
「110」を、あえて「1X」と書く必要あるんですか?
と、地球の歩き方に抗議したいです。
こうして、市民の不審な目に支えられ、
なんとか、110番のバスに乗り込みしました。
路線バスは、降りるところもよく分からないし、
間違えたらアウトなので、油断できません。
でも、買い物やビーチで遊ぶ客が乗り降りするので、
人々の暮らしや、町の様子がよくわかります。
目的地に直線で連れて行ってくれるツアーバスじゃあ、
つまんないんですよね。
1時間かけて着いた、トロピカルズーは、
平日なので、閑散としていました。
園内には、遠足の小学生くらいしかいません。
でもあの、遠足の小学生の歓声は、
世界共通で、いいもんですね。
動物園の場を盛り上げてくれます。
ズーでは、へびやワニのショーがありました。
が、早口でしゃべるので、英語が全く聞き取れませんでした。
動物の生態とか飼育の苦労とか説明していたんでしょうが、
全て聞き逃しました。
やっぱ私の英語力は、
日本人の私に対する会話ができる程度です。
片言の日本語しかしゃべれない外人に対しては、
うちらもゆっくりはっきり話しますよね。
その逆バージョンで、会話が成り立っているのです。
バナナの叩き売りの速度のしゃべりは、
98%聞き取れません。
みんなが笑っていても、笑えませんでした。
でも、そのワイルドさは実感できたので、良しとしましょう。
ニシキヘビも触りました。
意外に暖かく、柔らかかったです。
しかし、ヘビやイグアナやトカゲの展示を熱心に
見る自分が、どうかしていました。
数匹のヘビがとぐろを巻いているのに気付かなかった時、
ついに我に返り、鳥肌が立ちました。
ワニのエサやりも、ワニが食べるのより、
そのエサのほうが、気持ち悪かったです。
死にたてのネズミや、毛付き肉塊ですから。
コアラ抱っこは、列を作っていましたが、
やっぱあれ、動物虐待です。
お金出して並んで、ツーショットの写真撮っても、
恥ずかしくて年賀状には出来ません。
昼間は暑くて、動物はだらけています。
トロピカルズーの売りは、ナイトズーです。
分かっていましたが、
夜うろうろするのは危険なので、昼間にしたのです。
でも、ココのナイトズーは、1ツアーの団体行動でした。
BBQのあと、ぞろぞろと動物観察に行き、
最後にキャンプファイヤーでダンス大会。
というメニューです。なんか楽しそう。
それなら、うちらでも安全に行けたかもしれません。
ちょっと残念です。
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